前日のDN(http://hal9000.diarynote.jp/201011281602263404/)にて親和がソリューションであると述べた。その理由を以下に記す。

まず親和の特性を見直したい。
1)極めて早い
言うまでもなく頭蓋囲い/Cranial Platingの攻撃力とオパールのモックス/Mox Opalの展開力のおかげで、現在の親和は極めて早い打撃力を有している。無防備の場合、3~4ターンで倒せる。これはコンボ側の引きが悪く1~2ターン遅れた場合、先に倒せることを意味する。

2)多色である
親和は多色デッキだ。メタにあわせた最適の色を無理なく投入できる。特に、現在のメタで有利な黒(なぜ黒がメタにあってるかは後述)を投入できる点が大きい。

3)刻まれた勇者/Etched Championの存在
刻まれた勇者/Etched Championは強い。全ての色に対するプロテクションは、単体除去の大半が効かず、また対クリーチャー戦で非常に優位に立てる。パワー/タフネスが2/2と心もとないが、頭蓋囲い/Cranial Platingとのコンビは、全てのビートダウンに対してダメージレースで勝てる要因を与えてくれる。また、電結の荒廃者/Arcbound Ravagerや鋼の監視者/Steel Overseerのバックアップは、刻まれた勇者/Etched Championの場の制圧力を十分に上げてくれる。

以上が親和の特徴だ。これにあわせてなぜ、今のメタでソリューションなのか順に記載する。

1)対適者生存
適者生存に効くカードである真髄の針/Pithing Needleを無理なくいれることが可能だ。親和は全てのアーティファクトが頭蓋囲い/Cranial Platingや電結の荒廃者/Arcbound Ravager、各種親和クリーチャーとシナジーを形成できる。これが、他のデッキがメインから真髄の針/Pithing Needleの投入に躊躇するところを、メインから簡単に投入できる理由だ。親和のデッキタイプによっては、メインに3~4枚まで可能だ。親和以外のデッキでは、粗石の魔道士/Trinket Mageなどを入れてもせいぜい2枚が限度であることと比較してほしい。
また、サイドから復讐蔦/Vengevine に効く根絶を入れることが可能である点も注目したい。

2)対コンボ
再三記載するが親和デッキは多色だ。よって、言うまでもなく手札破壊をメインから採用できる。更にチューニング次第で、潮の虚ろの漕ぎ手/Tidehollow Scullerやエーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist(共にアーティファクトクリーチャーである点に注目)をメインに無理なく投入できる点も優位に働く。

3)対ビートダウン
刻まれた勇者/Etched Championを基軸にして、頭蓋囲い/Cranial Platingを出せば、大半のビートダウンは沈黙するだろう。

4)対親和用カードが少ない
最も親和に聞くカードである破滅的な行為/Pernicious Deedの使用頻度がきわめて少ない状況だ(参考になるか微妙だが、直近3回のAMCの使用頻度を見てもらえればわかる)。またサイドにおいても、対親和サイドボードカードであるハーキルの召還術/Hurkyl’s Recallを使用するプレイヤーがほとんどいない。これら、親和に聞くカードが少ない状況も、親和の躍進を後押ししてくれる。

以上のように親和は極めて強くソリューションに近いデッキだ。
また、非常に多様なバリエーションが存在しチューニングのしがいがある。
もし、世界選手権レガシーサイドイベントに出るデッキを悩んでいるなら、親和を検討してはどーだろうか?

コメント

てぃお
2010年11月30日0:52

こんにちは。いつも参考にさせていただいてます。
いきなりですがリンクさせていただきました。
これらからもステキな考察がんばってください!

KURATA_HAL
2010年11月30日20:23

こんにちわ。
考察呼んで頂きありがとーございます。ただ、左上のサイト紹介にもありますが、あくまで"おちゃらけ"DNなので、あまり参考にしないでください(涙)
(`・ω・´)

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