High Tideの感想など

2011年4月15日
ちまたで話題のHigh Tideを使用した感想を記載する。レシピはhttp://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=37565の完全コピー。なお、高額カードはもちろん代理カードだ。
20~30回フリープレーした程度の感想なので、詳細や 正しい情報は、他記事を参照のほど。

1)島4枚からコンボスタート、平均4~5キル
島3枚からでもコンボスタートも可能だがマナ不足などでコンボがとぎれるリスクがあるため、大半は島が4枚以上からスタート。High TideからTime Spiralブッパ(間にマナ増幅やドロー操作など色々挟むが)でストームが致死量に至るまでコンボが半永久的に続く。
また、Time Spiralを使用しなくてもマナ増幅からのMind Over MatterからMeditate、青頂点
連打によるコンボも可能だ。ただ楽なのは、やはりTime Spiralだ。
相手の速度次第で、最速4ターンキルの速度重視を目指すか、カウンター(FoW、青契約)をかまえつつ安定性重視(High Tideは単純なカウンター合戦が非常に強い。理由は後述)を目指すか選択可能だ。


2)コンボが回り出すと阻止不可能。
当初、Time Spiralを打たれてもカウンター引けば逆転可能と思っていた。ただ、テストプレイの結果、そんな甘くないことがわかった。理由は、大抵Time Spiral後の手札が
"自分がカウンター(FoW)を打てる回数<High Tide側がマストカウンターを打てる回数"
になるからだ。

特に、Turnaboutで自分の土地を寝かされた後のTime Spiralはほぼ絶望的だ。


3)マストカウンターが多い
とにかくマストカウンターが非常に多く、その大半がインスタントであるのも強みの一つだ。
デッキの由来となっているHigh Tide。そして、2マナのMerchant Scroll、3マナのMeditate、Cunning Wish、直感のサーチカード(これらは、High Tideのテンパイ手札 -- High Tide、マナ増幅、カウンター -- がそろってしまう危険があるためカウンターしたい)
4マナのTurnabout(特に、自分のエンドにこちらの土地を寝かしてくるのが非常にウザイ)。島6枚ならぶと素のTime Spiralブッパすら警戒が必要になってくる。
当然、すべてカウンターしきれない可能性が高いため、どれをカウンターするのか非常に研究が必要だ。


4)ビートにチャンスが少ない
対ANTは、ライフを一定量高速で削りAdを打てなくする(Ad死狙い)。対スニークショーは、クリーチャーの高速横展開で大始祖(orエムラ)が殴れなくするなど、ビートでも(細い線ではあるが)勝ちにつなげる道がある。
だが、High Tideには、それがないのも強みだ。ただ、唯一あるとすれば、、ZOOなどTime Spiralで火力を引いて焼き殺す可能性だ。ZOOを使用していて対戦相手がHigh Tideなら土地の出し方(赤マナが出る土地を優先して出す)に注意したい。ただ、火力圏内まで叩く必要があるが・・・・。


5)個別カード感想
①Candelabra of Tawnos
非常に便利だ。大抵コンボスタートするターンに出す。ただ、最速の3ターンキルを目指すなら2ターン目に出すのもよいかもしれないが、安全に島4枚揃えたほうが無難。

②Turnabout
マナ増幅、相手の土地縛りなど、キーカードの1枚。また、マナをうかしつつ2枚以上Candelabra of Tawnosの起こすと一気にマナが増幅するのも強い。


6)弱点
そんなものは、ない。
①ANT対策カード-(ピアス、三人衆、エーテル、ガドック)がそのまま流用可能である。特に、赤霊派は、全てが青いカードで構成されてるため、ANT以上に効く。
②1~2ターンキルは不可能。ANTやショーテル(1T目エムラぶっぱ)は、可能だが、High Tideは、それが構造上できない。3ターンキルも可能だが、確率的に非常に厳しい。よって、最低4ターン(後手なら3ターンだが)の猶予(実際は、Meditateの手札整理経由のコンボがあるため、もう1~2T存在する)がある。これをチャンスに変えれば勝機は見えてくる。
③とりあえず、おば賛美経由の2T目or3T目にchoke貼ればよい。または、1T目に針で「蝋燭」と言えばよい。


7)総論
High Tideは、強力なポテンシャルを秘めたデッキだ。実際、使用してみた感触は強いと感じた。
High Tideを使用するプレイヤーは日本ではまだまだ少なく、練習経験が少ないプレイヤーが多いだろう。High Tideと練習なしの状態で、いきなり大会で戦うことになると動きがわからず、なすすべもなく殺される可能性が高い。
つまり、デッキ名は有名なのに動きがわからず、わからん殺しされる危険があるのだ。
次の神戸GPレガシーサイドイベントで、どの程度出現するか不明だが、栄光を目指すプレイヤーは、ぜひ事前にHigh Tide戦を練習すべきと考える。

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