親和における出産の殻の可能性
2011年9月10日コメント (4)生物は、長い時間をかけて微細な変化を蓄積する一方で、ある日突然、大きく形質を変えうるのである。生物進化の速度とは、長い時間をかけて少しづつ進む一方、ある時に一気に飛躍するという。実は、このことは、マジックのデッキでも同様だ。
(高野 和明 (著) 「ジェノサイド」より)
あなたの使用しているデッキが、ある日、ある時に突然変異を起こして、新しいデッキタイプに進化する可能性があることを示している。(過去の例で言うと、CTGが炎渦竜巻を装備して、Supreme Blueに進化する。マーフォークがタッチ黒をして対ZOOなどの耐性を飛躍的に増加させるなど・・・)
そして、私が愛用する親和デッキもが突然変異を起こす時がきたようだ。実は、その確信する情報(※1)を入手した。そのキーカードとなるのが出産の殻だ。本日は、それについての自分の考え、特徴を記載する
Birthing Pod / 出産の殻 (3)(緑/Φ)とにかく出産の殻と親和の相性は計り知れないと思う。
アーティファクト
((緑/Φ)は(緑)でも2点のライフでも支払うことができる。)
(1)(緑/Φ),(T),クリーチャーを1体生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから、その生け贄に捧げたクリーチャーの点数で見たマナ・コストに1を足した値に等しい点数のマナ・コストを持つクリーチャー・カードを1枚探し、そのカードを戦場に出す。その後、あなたのライブラリーを切り直す。この能力は、あなたがソーサリーを唱えられるときにのみ起動できる。
①7マナのMyr Enforcer / マイアの処罰者は、親和にとって2~0マナで出せる。そこから、出産の殻を利用して、一気に8マナのクリーチャーを展開する。8マナのクリーチャーといえば、大半がエンドカードである。
<優秀な8マナカードの例>
・隔離するタイタン/Sundering Titan
・森滅ぼしの最長老/Woodfall Primus
・甲鱗のワーム/Scaled Wurm
②出産の殻は、CIP能力・PIG能力と愛称がよい。特に、マイアの回収者/Myr Retrieverとの愛称は抜群だ。能力で勇者or達人を出しつつ、墓地からカードを回収する。キチ●イ的動きだ。
また、電結の荒廃者/Arcbound Ravager、電結の働き手/Arcbound Workerは、最近、使用頻度が激減しているが、見直す必要がある。
③手札に来て腐る恐れがあるカードが増えるため、ライブラリーに戻したい局面も出てくるだろう。よって、テゼレットではなく、ジェイスを優先して採用する方がよいかもしれない。
・・・
私は、今までの親和の調整予定を全てリセットして、この出産の殻親和の調整に邁進予定だ。具体的なレシピは、調整の合い間に随時公開予定だ。
とにかく、出産の殻は、親和を劇的に変えるだろう。そして、親和の激変は、環境の激変と同義だ。以前にも記載(※2)したが、重要なことなのでもう一度記載したい。
環境の激変は、イニストラード発売を待つまでもないのだ。それは、われわれ自身の手で実現できるのだ。
※1:「バランスの取り方は、禁止よりも解禁」http://hal9000.diarynote.jp/201109081946398849/ のコメント欄を参照
※2:「欠片の双子について思うこと(3):満足と失望」http://hal9000.diarynote.jp/201109072019353832/
コメント
殻を採用するにしても、デッキの組み方に、
・エンフォーサーから8マナ生物を狙う
・カエルから5マナ生物を狙う(手札からキャストできる範囲にしておく)
・1~3マナでシルバーバレットを狙う
と構築に色々な方針があるので、どれを採用してどれを採用しないか難しいですね。
調整結果、楽しみにしています。
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結構、真剣だったりする。