半沢直樹シリーズ(書評)
2013年9月26日コメント (2)「世の中に文句ばっかりいってる奴は大勢いるんだ。だけど、果たしてそれになんの意味がある」前回(http://hal9000.diarynote.jp/201309071839073323/)の続き?
(池井戸潤著 「ロスジェネの逆襲 」より)
大手都市銀行に入行した半沢直樹が、銀行内外の人間や組織による数々の圧力や逆境と戦う姿を描くシリーズ小説。「オレたちバブル入行組」、「オレたち花のバブル組」、「ロスジェネの逆襲 」の3巻が出ている。
なお、テレビドラマが大ヒットしたというが、私は、最終回のラスト30分しか見ていない。あくまで、原作、を読んだ感想を書く。
まず、文句無くおもしろく、読んでいて痛快だ。ただ、他ブログなどで散々書かれているため、そのおもしろさは割愛する。
本文では、逆にマジックプレイヤーとしての観点から冷静にみた場合の、おもしろくない部分を書く。
それは、主人公たちの戦う動機が小さいということだ。
我々マジックプレイヤーは、戦場(大会)という場で、命、魂をかけている。生きるか死ぬかというギリギリの駆け引きをしている。
それに比べて、本小説では、社内のポスト(役員、部長職など)、出向か否かにプライドをかける。せいぜい、年収が数百万程度しか上下しないにもかかわらずだ。その程度のものに必死になっているのは、物足りなく感じる。
また、小説内の駆け引きも、マジックのゲームでやるかやられるかの極限の駆け引きと比べれば、初歩の初歩程度の駆け引きしかしていない。それも物足りなく感じるかもしれない。
ただ、「オレたちバブル入行組」、「オレたち花のバブル組」、「ロスジェネの逆襲 」は、間違いなくおもしろい。それは、断言できる。
マジックという戦場に疲れたプレイヤーの一時的な休息として、ぜひ読んで欲しい。
コメント
負け散らかしのKURATAさんが何で生きてんの?
次負け越したら自害しようね
そこまで、根性も、気合もありませぬ・・・。