そのプレイヤーの技量は、渦まく知識/Brainstorm(以下、ブレスト)の使用方法でわかると言われる。そのぐらい、ブレストは奥が深い。

ブレストの打つタイミングのセオリーをいくつか上げると

①手札に無駄カードがありシャッフルの手段がある
②対戦相手から手札破壊を受け、手札のキーカードを隠したい
③うつろう爆発や相殺などとのコンボが使える
④その瞬間がゲームの勝敗を分けるとき

などがある。だが、以外と打つタイミングではないのに無駄にうっているプレイヤーが多い。前置きが長くなったが本日はその理由を書く。

結論は、ブレストの誘惑に勝てなかったからだ。説明しよう。

まず、ブレストの能力は、

A.カードを3枚引く
B.手札からカードを2枚、あなたのライブラリーの一番上に望む順番で置く

2つのアクションだ。
そうなのだ、もうおわかりであろう。ブレストにはマジックプレイヤーにとってヨダレが出るほど素晴らしいことができるのだ。

まず、「A.カードを3枚引く」は、Ancestral Recallと同じ能力。パワー9と同じ能力。その快感。圧倒的快感は記載不要だ。脳汁しか出ない。

次に、「B.手札からカードを2枚、あなたのライブラリーの一番上に望む順番で置く」だ。これは、一見すると手札が減るため、マイナスポイントになりそうだが違う。この2枚戻すという思考がマジックプレイヤーにはたまらないのだ。

マジックプレイヤーは、思考することが大好きだ。特に選択肢が多い状況ほど好む。なぜなら、マジック自体が知的ゲームであり、それを好きだから当たり前の話だ。そして、この2枚戻すという思考、考えることは、極上の娯楽なのだ。その快感はパワー9レベル。

以上より、ブレスト1枚には、パワー9の2枚分の快感がある。無駄うちするプレイヤーは、今打つ瞬間でないことを知りつつ、快感を得たいがために耐えられずにブレストを打つのだ。

「嘘だろ?」と思うプレイヤーはブレスト未経験者だろう。ブレスト経験者しかわからない、ブレストが手札にあるときの興奮。それは、まさに合法麻薬。事実、ブレストの麻薬効果に引かれてレガシーをしているプレイヤーも多い。

ブレストとは、マジックで最高の快楽を得ることができるカードなのだ。

コメント

アテリエル
2014年3月7日20:49

テンポ系などの土地を切り詰めているデッキで、相手エンド時orメイン問わず、序盤の2~3枚目の土地を探しにいくブレストは4に含まれますか?

KURATA_HAL
2014年3月7日21:22

状況によると思いますが、例えばカナスレで土地を探すための使い方は弱い使い方のような感がします。

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