ロストテクノロジー。過去に存在したが、何らかの理由により後世に伝えられず現代では失われてしまった技術。

有名なところでは、費用対効果の面で利点が薄く建造がされなくなり技術が潰えた戦艦の大型主砲の建造技術。日本の古刀、一部の楽器などはもう現代技術ではつくれない。ピラミッドの建造技術は、まったくの謎だ。また、トンデモ科学になる部分もあるが、大昔に存在したとされる超古代文明の名残であるオーパーツもその一種だ。

非常にロマンあふれる話で非日常的な感じもうける。だが、人類規模の壮大なロストテクノロジーまでいかなくても、それより小さなレベルではよく発生している。たとえば、国、会社だ。

国内のトップクラスの頭脳を持った技術者が海外へ移住する。それによって、その分野の技術を国が永久に失う(ロストする)。これは、定期的(特にノーベル賞受賞時期)に持ち上がる問題だ。

会社で俗人化された技術、知識を持っていた社員が退社し、ノウハウを失うことなど日常茶飯事だ。この会社の例では、社会人プレイヤーなら誰でも経験があるのではないだろうか。

・・・

さて、マジック。
もちろん、マジックでもロストテクノロジーは起きている。マジックは、思考の産物だ。メタ分析、デッキ構築、プレイング・・・。それらの考えを後世に残さず、マジック界を引退するだけで、ロストテクノロジーになる。

大げさなことではない。

マジックのレベルが飛躍的に向上した背景には、インターネットの普及があった。インターネットを中心に様々なプレイヤーがノウハウを残す、蓄積することがあったことに他ならない。もし、これらをしなけば、断続的にロストテクノロジーが発生し、マジックのレベルアップはなかったであろう。

マジック界におけるロストテクノロジーを防ぐ。例えば、インターネットで自分の考えを公開するのも一つだ。それが、プレイヤーにとって一番重要なことだと感じている。それが、マジックのさらなる発展につながるからなのだ。

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