禁止カードの話題は、フォーマットを問わず絶えない。レガシーも例外ではない。今の禁止候補筆頭は、以下のカート達だろうか。
 ・王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns
 ・夏の帳
 ・アーカムの天測儀
だが、私は禁止にならないという考えだ。

その理由は、過去にある。過去にも禁止カードのうわさが絶えないカードたちがいた。タルモゴイフ、ジェイス、グリセルブランドなどだ。これらは、結局、禁止にならなかった。そして将来にも禁止にならないだろう。

この理由を紐解くことが、今の禁止候補カード達が、禁止にならない理由が見えてくる。

前置きが長くなった。本日は、タルモゴイフについて書く。出現した時の影響。なぜ、禁止の筆頭にあがったのか。そして、なぜ、結局禁止にならなかったのかを書く。

1.出た時のインパクト
13年前。今と比べると、レガシーのカードパワーは圧倒的に低かった。現トップメタのティムールデルバーの原型である青緑のスレッショルドデッキには、熊人間が4枚装備されている時代だ。もちろん、スタンダードと比較するとパワーは高かったが。その時代にあらわれたのがタルモゴイフだ。

そして、タルモゴイフがレガシーの環境を全て変えた。当時、定例的に開催されていた大会は、ネタ薪氏のAMCぐらいで、メタの動きは非常に遅かった感がする。だが、それも全て変えた。周りが全てタルモゴイフになったのだ。

青いデッキであろうが、非青のデッキだろうが、タルモゴイフを装備する。ゴブリンや、青単BtoBにも緑をタッチしてタルモゴイフを採用していたぐらいだ。

当時の青いカードのサイドボードには、精神支配や不忠の糸があり、黒いサイドボードには、非業の死があった。なんのためか?もちろん、タルモゴイフを奪う、or、殺すためだ。

タルモゴイフのタフネスがX+1になっているので、にらみ合いの話、いかに突破するかの話は、今でも語り草だ。

タルモゴイフは、その登場により、レガシー=タルモの時代に変え、レガシー環境をまさに支配したのだ。

2.なぜ禁止候補になったのか
強すぎたからだ。それは、採用率(といってもAMCぐらいしか記憶にないが)に如実に出ている。今のオーコの比ではない。


長くなってきたので、なぜ禁止にならなかったのかについては、明日以降に書く。そこに、今のオーコが禁止にならない理由が見えてくるだろう。

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