本題に入るまえに以下の言葉を知っているだろうか?
少し前(といってもかなり前からなのだが・・・)から、海外サイト(主にtwitterを中心に)で使われ始めた(らしい?)言葉だ。

nominal drow、real drow、non significant drow rate (or Uselessness drow rate)
※ND、RD、NSDRと略している場合もある。

知らないプレイヤーも多いと思うため簡単に説明(自分なりの勝手な解釈)をする。
それぞれ直訳すると
名目ドロー、実質ドロー、無駄ドロー率(or重要でないドロー率)
となる。意味は、

名目ドロー:実際に引いた引いた(ドローした)枚数
実質ドロー:実際に引いたドローのうちゲームに影響を及ぼすカードを引いた枚数
無駄ドロー:100%×( (名目ドロー-実質ドロー)/名目ドロー )

である。超ぉー分かりにくいので例をあげる。
例1
プレイヤーAは、LansStillを使用している。初手が、剣を鍬に4枚、土地3枚。対戦相手はANT。
この場合、初手のnominal drow(名目ドロー)は引いた枚数である7枚。
real drow(実質ドロー)は、ゴミである剣を鍬に4枚を除くため、3枚。
significant drow rate(無駄ドロー率)は、100%×((7-3)/7)≠57%

例2:例1の対戦相手が対戦相手がZOOの場合、real drowが7枚になるため、
significant drow rateは、100%になる。

例3:あなたはZOOを使用している。場にMoatがでている。
ドローを4回引いても残念ながらグリップではなく全部地上クリーチャーだった。
この場合、nominal drow(名目ドロー)は、7枚。だが、real drow(実質ドロー)は、0枚だ。当然、SNDR(無駄ドロー率)は、100%だ。

例4:よくある状況として、土地を引いても意味がない状況で、土地しか引かない。
nominal drow(名目ドロー)はドロー枚数分だが、real drow(実質ドロー)は0枚ということになる。

ここで、最初のポイント、
nominal drow(名目ドロー)とreal drow(実質ドロー)の乖離は、カードが使用できないため、潜在的にアドバンテージを失うと同義ある。つまり、significant drow rate(無駄ドロー率)の増減は、アドバンテージに直結する ということだ。


なお日本では、言葉は違うがドローの質と解釈され使用さているが基本的に全く一緒の概念である。
よく、「ジェイスや独楽のライブラリー操作は、ドローの質を変えるけどアドバンテージに
繋がらないよね」と言うのはのは厳密には間違いで、相手(または自分)のsignificant drow rate(無駄ドロー率)を増減させているという点で凄まじいアドバンテージをあげているのだ。
他にも渦巻く知識+フェッチ、フェッチの圧縮など・・・アドバンテージに関することは、この3つの用語(ND、RD、NSDR)で全て説明できる。

更に重要なポイントとして、
一般的なアドバンテージの概念でいうところの、カードアドバンテージ、ライフアドバンテージは、ゲーム上のプレイングでしか生み出せないものに対して、このsignificant drow rate(無駄ドロー率)は、ゲーム前のデッキ構築のタイミングから既に発生しはじめることだ。
(上記例1のようなANTの例がもっともわかりやすいだろう)。

そして、以下にして自分のsignificant drow rate(無駄ドロー率)を下げ、仮想的(メタデッキ)のsignificant drow rate(無駄ドロー率)をあげるかが最も重要である。某所(twitterなど?)で盛んに議論されているのは、この点に他ならない。

以上より、本題に戻る。
ANTは、相手のデッキ内のクリーチャー除去を無意味なものとしてreal drow(実質ドロー)を押し下げる。なので、ANTは、アドバンテージを取れるデッキなのだ。
これはローグにも言える。ローグ内には、一般的なカードが無意味にする構成になっているデッキが多く、これもアドバンテージが取れる要因になっている。

これら一連のことは、どのプレイヤーも無意識にやっている。
だが、これらの概念を意識的に持ちデッキ構築やプレイングをして欲しい。
新しいマジックの世界が待っているはずだ。


※:厳密な意味とかは、もっと詳しく書いてある場所が沢山あるので、そちらを参考に(-_-)b



右手が光ってる対戦相手に「名目ドローが高いですね」と自然に言うことができれば、あなたも上級者だ!!!
それにしても・・・
読み直して「(゜Д゜)ハァ?意味不」な文章になってしまったwwwwwwwww


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