日本には様々な格差問題が存在する。社会保障制度に絡む世代間格差、正規・非正規社員の雇用格差、都市と地方の地域間格差・・・。
これは、日本だけでなく様々な国で、大小問わず形を変えて格差社会を構築している。


さて、マジックはどうか?
もちろん格差社会は存在する。

いくつか例をあげよう。

・灰色熊と野生の雑種犬(またはタルモゴイフ)
・甲鱗のワームと超大なベイロス
・ライトニングボルトとショック

などが非常に有名だ。ただ、格差社会というのは、わかりにくく見えにくいのが常だ。上記の格差はわかりやすい格差であり、過去様々な議論をよんだ。だが、真に問題にすべきなのは、わかりにくい格差なのだ。

・銀エラとボブ

マナコストは同じ2マナ(必要な色マナや追加のマーフォークを見せないといけないなど細かい点はあるが割愛する)。パワー、タフネスは共に2/1。場に出た時かアップキープかの違いはあるが、誘発でドローが可能である。非常に似ているクリーチャーだ。

さて、どちらが格差社会の上にたつのだろうか?
もちろん銀エラだ。

なぜなら、銀エラは、出れば確実にワンドローできる。しかし、ボブは出たら即除去られて1ドローもできない、奇跡的に1ドローできてもライフ(だいたい平均2ライフ)を失ってしまう。そもそもボブのドロー期待値は、1未満という統計的数値も実在する。

かたや確実にワンドロー。かたやドロー期待値が1未満かつライフも失う。これは、格差というほかない。私が再三に渡り、本DNで銀エラことドロー金魚を禁止にすべきと言っている理由がわかってもらえただろうか。決して、矮小な考えにもとづいて言っているのではない。格差問題を見逃すと社会が歪む原因になる。つまり、銀エラの放置は、マジックの健全なゲーム性を損ねる危険性をはらんでいるのだ。

ボブを使用しているプレイヤーは、気づくべきだ。銀エラというボブの上位互換、銀エラをのさばらせているDCIの怠慢に。そして、声をあげるべきなのだ。次の禁止カード候補に銀エラを挙げるようにと。

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